別棟になっている浴室は元々窓枠一杯の幅で、浴槽も縦置きされており、体を洗うスペースは申し訳程度であった。
これではゆっくり風呂にも入れないと、壁を撤去して広げることに。
ユニットではなく在来工法なので施工もしやすく、壁と天井はヒノキの羽目板を貼りつめた。
フィトンチッド効果抜群で、心底リラックスできる癒しスペースになったように思う。
湿気には気を配る必要はあるが、窓を開ければ最高の西風が入ってくるので大丈夫だろう。
床は防水性を優先してモルタル仕上に、残りのスペースは壁をメインに白御影石を貼ってみた。
さすがに「やりすぎたかな・・・」と思わなくもないが、大切な入浴タイムゆえに、これくらいのこだわりもあっていいだろう。
当初の予定はこじんまりした組み立て式のヒノキ風呂をポンと置く予定だったが、予算オーバーで断念。
泣く泣く廃棄する予定だった浴槽を再利用することになったが、特に違和感なく馴染んでくれていて、この子も喜んでくれていることだろう。
時間が無いときや、さっと汗を流したいときに重宝するシャワーも完備。
洗い場も以前に比べて格段に広がったので、ゆっくり体を洗ってもらえます。
窓を開ければ、そこには様々な樹種が植栽された手づくりの小庭が出現。
夜にはライトアップされ、幻想的な景色を満喫していただけることでしょう。