脱衣室は以前母屋と繋げる形で、外を無理やり内にしたような造りになっていた。
そのため雨漏りがひどく内装も朽ちて、おまけに使いにくい間取りであったので撤去。
新たに壁を造り直して、化粧には無垢のヒノキ羽目板を全面に貼った。
こちらは和室の床材と違い節有りだが、これも味わい、見た目も優しく周りともうまく調和してくれている。
開口部にはお得意の現場合わせラワン材フラッシュ引き戸、取っ手はお決まりの流木。
吊りレールはアマゾンで無骨さを見せるタイプがあったので、これを採用した。
室内にも外壁と同じヒノキを施工、外→内の流れに一体感が出ていい感じ。
北側にもかかわらず採光バッチリで、日中はこんなに明るい。
底が抜けかけていた床は老朽化が激しく、基礎からやり直すことに。
床材は製材所で存在さえ忘れられていたアピトンのフローリング最後の一坪分を、お友達価格で譲ってもらったもの。
聞き慣れない名前だが、アピトンはトラックの荷台にも使われるほどのアイアンウッドで、水に対しては最強レベル。
下穴無しで釘が打てないくらい強固なので、湿気で朽ちる心配もありません。
この下に下水の開始マスがあるので、後で泣きを見ないように点検口を仕込んだ。
あれっ、板目が少しずれているぞ…(大汗)
足元をスッキリさせたかったので、手間はかかったが、給排水のパイプは壁に落とし込んだ。
内部を点検できるように、いざとなれば板を外せるように細工している。
右側が洗濯機用のスペース。
こちらも敢えて洗濯パンを置かずに、15cmほど本体を上げて設置予定。
絶対に残したかった当時物の連窓。
この地はお風呂側からの西風が吹くので、少し窓を開けておけば換気も十分。
防犯用とゆるい目隠しを兼ねて杉の面格子を設置した。
こちらも新材と古材のコントラストが何ともたまらないですね。